応用問題から引き出す基本の必要性。

基本ばかりさせることもあれば、
基本は8割くらいにして、
応用問題を先行することもあります。

これは、素人にパソコンを
教えるやり方に少し似てます。
曖昧だった基本の方法を
あれこれ色々やってく中で
当然身についているべき
テクニックだと考えるようになる、
みたいな。

思考のプロセスの中に必ず
基本が入り込むように仕込むと、
それを大切なものとして
認識するようになって、
かえって身につきがよくなる
ようなこともあります。

この辺の塩梅は、指導者の
力量によるところもあります。

現に、速さがあれだけ
曖昧だった6年生の学年は、
一つもかけると割るを
間違えなくなりましたし、
時速から秒速の変換も、
通過算を通して完璧になりました。

速さの変換は、
120で割る子も多いんです。
しかし、今は
「はい、変換して」の一言で
全員瞬足で3600で割り、
がんがん計算に向かいます。

3600で割れ!と怒るのでなく、
流れ作業の中に60で割って、
さらに60で割ると1/3600だから
3600で割ってね…みたいな
話を織り交ぜてゆくと、
自然に応用問題を解く中で
それが身に付いてゆきます。

暗記ではなく、必要なストーリーの
中で語る、というのは大切で、
中学受験のスパイラル指導というのは
よくできたもので、テキストの
完成度はかなり高いのです。

それを生かし切れば、
ストップせずに8割理解で
かけぬけることによって、
昔の内容が補完されるように
できているのです。

旅人算もかなりよく
できるようになりました。
比の利用の問題も含めると
中学生でも苦戦するものも
ありますが、突破力が
ついてきています。

いちいち止まって基礎を
やり直す指導もありますが、
集団指導は、8割理解でかけぬけながら
昔の内容をも補完する、
そんな目的で組まれておりまして、
6年生くらいになりますと、
いつの間にかこんなことまで?
という次元にも届き始めます。

それゆえ、頑張ろうという
気持ちを持っている子には
集団指導は向いているのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ