中学生たちには、成績表が出たら
基本的に見せてもらっていますが、
あまり見せたがらない子もいます。
私は基本的に理想とするところが
高いので、成果が出ていないと
恥ずかしいとか、
何言われるか分からないし
怖いとかいう理由で、
見せたがらないようです。
私は、順位のことで生徒を
怒ることはありませんので、
全く問題なく成績は
見せてください。
しかることもありません。
その方が、指導内容に
変更を加えたりしやすく、
より適切な指導に近づけ
やすいからです。
私は、より良い関係、
より良い学びを実現したいだけです。
今日は初めて成績表を
見せてくれた子がいました。
グンと上がっていましたが、
まだ勉強法が完全に
整ったわけではなく、
それでもその結果に結びつけていた点で
さらに伸び代を感じました。
網羅系の演習スタイルであり、
絞り込み系の演習ができていません。
分からないことは何か?と
対象化をできていません。
それは、インプット時間が少なく、
問題集を解くときに、まとめを
見ながら答えを埋めるスタイルに
終始しており、結局それをやると
何が分かっていて何が
分かっていないか曖昧になります。
結果的に、テスト前に何を
したらいいか分からず作戦負けをする、
これが中上位層の在り方です。
それができるようになれば、
各教科また一段成績が上がり、
10位台も見えてくることでしょう。
中学入試時には、難易度の高いものを
かなり無理して詰め込んでいたようで、
その無理のある学習の名残りが
しばらく尾を引いて、なかなか
改善できずにもがきましたが、
今回の定期テストが終わったら
その点をしっかり改善する指導に
重きを置いてやってゆきます。
本来はもっと賢いのだろうと
思う子は、新しい入塾生の中にも
ちらほら見られます。
ただ、他塾からの転塾生は
基本的にそこでのスタイルが
染み付いており、結構それを
抜けるのに時間がかかる子もいます。
長い子は1年以上かかる子も
いるくらいです。
しかし、独学できる次元に
義務教育を完成させてゆくことは
私の仕事でもありますので、
各教科必要な手立てを講じて、
勉強の内容の面でも方法の面でも
必要なことを教えられたらと思います。
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