克己の精神。

小6は、算数の演習から。
授業の復習が超丁寧に
できている子たちの成長度が
はっきり分かる日でした。

小学生の指導ほど、
本来持っている能力が
あてにならないことが多いです。

要領の良い子はそんなに
勉強しなくとも高得点となりますが、
しかし、真摯に一つ一つ
理解して、覚えて、身につけるような
トレーニングができなければ
中学生で成績が伸び悩みます。

一方で、理解して、覚えて、
身につける動きや方法の方を
たしかに学んだ子たちは、
その後もしっかり伸び続けます。

前者と後者の違いは、
克己の精神かと思われます。

今日、一昨年の夏合宿で訪れた
鹿児島の地でゲットしました
西郷隆盛の武士道に関する本を
ふと読んでいたのですが、
彼はなにより学問の目的を
克己の精神、他を理解し
愛する精神の涵養に向けていました。

勉強が、自己弁護や自己愛のために
あってはならないと。

むしろ、自分を否定し、
他人を認めるために
あるべきであると。

先人たちはいつも正しいことに
気付いていたのだと思います。

小6たちにも、難しいことは言いませんが、
一ミリでも自分の壁、膜を破る
経験を積み続ける日々を
過ごして欲しいと思っています。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ