手堅さという恐怖。

小4は新しいテキストに入りました。
本日から和差算を学んでいます。

今年は結構堅く教える方針で、
多い方にそろえる考え方は
見送りました。

「いろいろある」っていうのは、
時によく作用することもあれば、
逆効果になることもあります。

小学生4の子は、全般的に
真面目な印象です。
それは、好印象なのですが、
今まで考えたことのないことに
対する発想力の面では、
まだ経験を積まなけば
ふわふわしてしまいそうで、
まだ5年、6年と学ぶ中で
固めたところから離陸してもらえば
いいかなと長い目で見て指導方針を
決めました。

今はまだ計算力の面で
不安定なので、新しいことをすれば
そこから計算が崩れることもあります。
偏差値60を超え始めた子もいますが、
私の目から見れば、全体的にあともう一歩
安定感が欲しいといったところ。
簡単に認識を誤らない、
凄まじいと感じるほどの
強さが育つまではじっくりと
日々の計算ドリルを
繰り返してもらうつもりです。

見ていて心配がない。
この状態になるためにかかる時間は
本当に莫大です。

親御さんが冷や冷やせずに
子どもさんの計算を
見ることができるだけでなく、
見ていてある種の恐怖を
感じるようになれば、
そこからがスタートラインです。

しかし、そこまでにはかなり
時間がかかるので、評価でなく
環境整備をしっかりして、
集中して取り組める時間を
作ってあげてください。

そこまでいくと、本当怖いくらい
子どもが遠くへ行ってしまいます。
要となる基本を整えるというのは、
それくらい重い意味があります。

kojinkai

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