2023.12.13 01:00中3模試を経て、所感。数学は、高得点帯の子が多く、よくここまでついてきて理解してくれたものだと評価をしています。英語は難易度が高かったようで、普段9割取れる子も7割台にとどまりましたが、悪くはなかったかと思います。差がついたのは理社です。特定の分野でガツンと失点していた子は総合点を下げました。一方、コンスタントに学習を進めてきた子は安定感を持って解答し、基本事項を確実にクリアし、総合点を大きくあげました。今回は、点数が高いか低いかよりも、基礎事項の落としの多い少ないが全てだったかと思います。すぐさま個々に分析を行い、今週やるべきことをそれぞれに確認をしまして、通常課題に加えて対策の方針を整理しました。それぞれに何をするのかまとめさせましたが、まあ、やるのかやらないのかは微妙...
2023.12.13 01:00解き直しの重要性。今日は、数人に対して「解き直し甘いよ。」とツッコミを入れました。6年生は過去問演習期に入ってますが、解いて、解説を受けて、それだけで伸びるわけではありません。構成的に、何度もおなじようなことに気付けるように過去問の配列を考えてきましたし、解き直しが丁寧な子は毎回確実に得点率を伸ばしています。逆に、何度も何度も同じような問題が解けない場合、真剣に理解しようと解き直してはいないのです。意味のない問題を課したりはしません。必要そうな問題を通して、考え、身につけて欲しいと思って毎週課題を与えています。正直課題量自体は減っていますが、解き直しの頻度を求めてのこと。しつこく全部できるようにし続けて下さい。それは、どの学校を受けるにあたっても役にたつことです。
2023.12.13 01:003ヶ月の成果。9月から、作文課題を与えてきた4年生たち。今週から新春読書感想文の講座に入りましたが、本当に文章作成が上手になってきました。夏休みは、どれだけ書かせてもなんか微妙な文にしかならず、本当あれこれ手がかかりました。笑しかし、今回はかなりペースが早く、1枚目序盤を30分ほどで上手に仕上げる子もいましたね。しかし、まだ合格はあげていません。手直しをし、自分の文と何度も向き合ってもらいます。表現への手抜き、自己理解への浅さ、が見られたならば、何度も書き直させますし、冬休み追加で来てもらうことも検討してます。それくらい、この講座は国語力を鍛える上で重視していますし、本気で賞を狙いにいってます。そして、賞は、子どもの表現、言葉によって実現しなければ意味はないのです。...
2023.12.09 01:00根拠を理解し、学ぶ大切さ。根拠なく覚えてしまうのは、確かに方法の一つとしては考えられます。たとえば、まだ3年生や4年生、5年生くらいまでならば、ぽんぽん頭に入ってしまうので、先に知識だけ入れてしまってから後で理屈を補強するようなやり方も考えられますが、中高生にまでなると、だんだんとそれが通用しなくなるので、どこかで頭の切り替えというか、きちんと読んで理解してゆくやり方を身につけてゆかなければなりません。だから、たとえば大人が勝手に「覚えればいい、暗記すればいい」なんて安易に言ってはなりませんし、私も、よく読んで研究し、理由をしっかり考えるように、としか言いません。社会科は、授業資料に、ありとあらゆる予習シリーズの内容を補完する資料や文章を散りばめていますが、よく読むことが、大切...
2023.12.08 01:00研究する人間の育成。私の思う理想的な生徒像は、「研究する人間」です。機会的に課題をこなすのではなく、勉強というのはただ問題集を解くだけのことだとバカ真面目に問題を解くのではなく、しっかり考え、分析する子どもを育てることです。その意味では、今の4年生や5年生はややそこから離れています。素直で真面目で、一見良さそうには見えますが、私から見れば、上手に手抜きしているように見えている子や、努力すらしていない子がいるように思います。私も指導年数が長くなり、いろんな子を見ていく中で求める水準が毎年高くなっていることは確かに感じます。しかしそれは、賢さではなく、どう取り組むか?どんな姿勢で日々を過ごすか?という点での評価です。例年、学年に数人はとんでもない研究力を持つ子が点々とあらわれ...
2023.12.06 01:00来週より、読書感想文講座スタート。4年生は、来週から読書感想文の講座がスタートします。今週は本選びをしてもらいます。夏休みほど時間は取れないものの、2学期の間、かなりの量の作文を書き続けてもらい、類型60本の作文を今週で書き終わりました。それを生かし、どれくらい成長しているのかを見させてもらいます。具体化や抽象化、理由の説明、感情表現、など、鍛えてきた技術を生かしながら、冬も良い作品を作れたらいいなと思っています。
2023.12.06 01:00復習の密度。小学6年生は、早い子は入試まであと1ヶ月の子も出てきました。今はどんどん問題を回しながら復習をするタイミングです。過去問を独自に解いている子もいて、指導もしていますが、根本的な話をすると、過去問をただ解くだけでは一向に実力は向上しません。これは、中学生にも言いますが、過去問演習は、復習過程にほど実力向上の機会があります。特にムラが出やすい算数は念入りに復習が必要で、もしやりっぱなしになっているとしたら必ず本番でボロが出ますから、きちっと1問1問を大切に理解していってくださいね。
2023.12.05 01:00学習者としての姿。今回の定期テストでは、中学生たちは良いパフォーマンスを引き出せた子が多かったように思われました。過信していた子もおり、数教科うまくいかずに点数が伸びてなかった子もいましたが、しかしそれでも、順位が目に見えて下がらなかったのは、他の教科で今までより良い結果が出せたからでしょう。頑張ったね、と評価する子が多かったのは全体の雰囲気の向上にも繋がり、そのまま、授業の集中力や小テストのパフォーマンスの向上にも寄与しました。さて、勉強自体が面白くなるのは実際には、結果を出した今ではなく、方法が確立してきたこれからです。成果を出せるようになると、学習内容がある程度俯瞰して見えるようになります。これがとても重要なことで、単純に、たくさん勉強するだけではそうはなりません...