中3の子が春休みに塾に
通い詰め始めてから
数週間が経過しました。
勉強というのは、
量をこなすほど楽しくなり、
そして、これまでそのような
量をこなしたことがない子は、
その時間を持て余すようにも
なります。
がむしゃらに量をこなすには
限度があり、次に何をしたらいいか?
というのが曖昧になり始め、
とりあえず復習をするのですが、
さて、ここで問題。
このようなモチベーションが
微妙になりかける原因は何か?
それは、時間に対する
タスクが少ないことです。
次はこれ、次はあれ、と
やることがないのに、
漫然と勉強するのは
モチベーションが続きません。
2時間や3時間ならまだしも、
5時間程度となると、
学習スタート時に
何を今日はしてゆくか?という
組み立ての思考が必要となります。
「今、何で眠くなったり
だらっとしたくなるか
自分で理解してますか?」
すぐさま、追加で何をすべきか、
について教えてゆき、
「日々、やらなきゃいけないことで
自分をいっぱいにしてみましょう。
これとこれとこれをやってください。
できそうなことから、どんどん
ペースアップして取り組みましょう。」
とアドバイスをします。
難しいことでなくていいのです。
できそうだけど、できてなかったこと、
これを明確にしながら、
高速反復を繰り返し、
精度を上げてゆくのです。
全学年に、方針を明確にしています。
遅いのは、身についてないから。
遅いのは、能力でなく習熟度の問題。
秒で解けるまでやりこむこと。
自習にきている子は、
全体に指示した内容は
かなり高速化できましたが、
余力が出てから何をしていいか
迷いが生じていました。
それは、5時間がなせるわざです。
学習は、余力の先の組み立てによって
よりよいものに進化するのです。
時間は人を育てます。
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