今日、小テストの最終問題。
「これ、考えてみた?」
ー「・・いいえ。」
「じゃあ、俺解説しなくていいね?
考えようともしなかった問題を俺がすんなり
解説したところで、復習もしないし
身につきもしないでしょ?初めから
君たちは諦めていたんですから。
一つも作図痕がないというのも典型的です。
やってみようという気持ちもないので、
そのまま休み時間に入りますね^^」
私の煽るような言葉に対し、不服だったのか、
休み時間は誰一人休憩を取らずに
その問題を解こうとしていました。
「解こうともしない敗北者」みたいな
レッテルを貼られたということが非常に
6年生たちの癪に障ったのでしょう。
決して全くできないレベルの問題など
小テストで出題するはずもありません。
少し飛び抜けてその解にたどり着き、
快感を得られるような人が出てくるように
問題設定のレベルも考慮しています。
授業中にも生徒たちに言い聞かせました。
「君たちが何かを解けないということは、
入試本番においてもありえることです。
しかし、そういう時ほど基本に立ち返って、
基本の整理を行ってみることです。
そうすると、技術が一つ一つ結びついて
ある瞬間にハッと気付くタイミングに
出会うことがあります。
しかし、整理してみようという気持ちもなく
ただ漫然と時を過ごす人間に解を見つけることは
できはしないのです。これは、この先
いろんな学問に取り組むときも同様です。
君たちはそのことをよく理解する必要があります。」
授業内容の他にも、子どもたちに
重要なことを話した1日にもなりました。
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