「中学3年生の生徒さんと一緒に、
本日は国文法の学習を行っていきました。
以前から国文法はあまり理解できていないという
ことでしたので、文節・単語の基礎から教え、
それがどこに役立つのかを教え、
国語の記述に役立つどころの話ではなく、
英文法のより深い理解のためにも必要であることを
具体例をあげながら説明してゆきました。」
特に、副詞と助動詞です。
どちらもサブと言えばサブですが、
文法的に難しいものはいつもそれらです
さて、上の「 」で囲った部分の文章に、
副詞はいくつあったか分かりますか?
”あまり”、”より”の二つです。
副詞の日本語における定義は、
用言修飾をする活用のない単語です。
これは、頭でじっくり考えて分かるというより、
直感的に分かるくらいの次元で理解が必要です。
修飾語は、記述においては真っ先に削除対象に上がります。
飾り言葉というくらいですから、主語・述語という
文の骨格に対して、どれくらい飾るか?を考えるのが
長い記述問題をクリアーしていくための条件です。
記述が得意な子は、すぐさま主語述語の組み合わせを考え、
どう飾って記述を完成させるかを思考します。
一番端的で分かりやすい、説明として優れた解答をデザインする、
そんな思考で解答を組み立てています。
苦手な子は、そもそも主語・述語のセットを
作るという基本的な思考から外れ、
なんとなく文章中の言葉を抜き出し、改変するという、
説明のセオリーから外れた、自分で構築のできない、
下手くそな記述の解答をしがちです。
このような説明から見ても、出来る人と出来ない人の
差は明らかであるように思われます。
文法は、記述において思考を最大限に活かすための
重要なツールであると言えます。
そのメリットを、これからいろんな国語を解いていく上で
生かしてもらうため、今日の指導を実施していきました。
試験範囲に”国文法全範囲”が入っていたことはありがたかったです。
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