成長のフェーズ。

集団指導をしつつも、
生徒各々が今どういう
フェーズにあるのか?
ということを考えながら
かける言葉は変えます。

例えば、基礎が分かってない場合。
これは、ある程度指導者が
テコ入れした方が早い。

基礎が身についてない場合。
これは、スピードアップ、身体化のため、
生徒自身が反復回数を
上げなければならない。

基礎が身についたあとは、
ある程度応用パターンを仕込む。
これは一定程度までは
指導者がやります。うちはね。

その後は、がんがん応用問題を回す。
ある程度のことは解説を見て
自力でなんとか出来るレベルに立って
これを可能にできます。


しかし、半数は
基礎習得のフェーズにも
いないのです。

基礎が身につくほど反復してない。
解くのが遅いんですよ。
遅い上に正確ではない。

なんとか理解して、
で、解いてるだけ。

何もかも見ただけで
答えがわかるとかいう
段階に入らないと、
応用問題をさらに深めようという
進学塾的なフェーズには
移行しきれません。

身につく、というのが
どういう次元のものなのか、
どんなに視界がクリアで
楽しいものなのか分からない。

ここまでいかないと、
勉強は楽しくないですし、
自発的に成績をより向上させて
1位を目指す、というところまでは
決していきません。


決定的に不足する基礎演習に対し、
課題、小テストだけでは
動かない子たちがいて、
これはシステム面で
何とかするしかありません。


理解するまでは質、
習得するまでは量。
未知を解決する糸口はまた
質によって与え、
そこから量に転換させて
受験期を駆け抜ける。

いくつかの段階を経て、
成績向上というのは
成り立ってゆきます。


人数が増えるのはいいことですが、
どうしても勉強苦手な子、
努力できない子など、
どこかのフェーズで
止まっている子もちらほら
出てくるわけです。

特に今問題なのは、
努力できない子をどうするか?
ということ。

まあ、一旦強制力を持って
成績を上げきらせてから、
努力の意義に気付かせてゆくことが
今は王道なのかな、と
思っています。

早く自習室をつくります。
そこから色々システムを作っていって、
努力できない子をなんとかする
ことができるような環境を
用意してゆきます。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ