文章要約のトレーニング。

中2は、中1に先立ち、
文章要約のトレーニングです。

かなり明確に国語力の差が出る
内容となっていると同時に、
見る人が見れば、
その子にどんな力がなくて
その表現になっているのか
よく分かるトレーニングです。

私は国語が最も苦手でした。
これは何度も触れてきたことですが、
私の国語力を鍛えた大学の指導は、
「どういうこと?」
「なぜそう思ったの?」を
突き詰められたゼミでの
指導だったと記憶してます。

そして、大手の塾で
中学受験指導で国語を担当し、
大学での指導の意義を再認識し、
国語を読解するには何が
必要なのかを学ぶことが
できました。

大手で国語を2年受け持った経験を
佐賀の中学生に試す機会は
なかなかなく、小学生から
通ってないとか、小学生でも
認知能力がまだ育ってない子には
まだ難しく、国語を本格的に
指導できたと思った子は
理想より多くはないのです。

今年はたまたま夏休みにどの
学年も英数が進んでおり、
多少余力があったので、
各回国語指導をしています。

「国語面白い!」と
目覚めた子もおり、
記述の力が目覚ましく
伸びた子もおります。

ほとんどの子は、
国語の読解に本気で
臨んだことはありません。

筆者の意図に気付こうと
必死こいて何度も何度も
文章を読み直す経験を
していないのです。
表面だけ。

だから、問題を解かせると
ただ字数を数えて、
文字を当てこむとか、
もう20字30字の記述ともなると
意味のわからない文を
書いている子もいます。

そんな状況の子は、
絶対国語の力は今後一ミリも
伸びません。何回解いても、
考え方が確立していないと
新しい技術が備わらないのです。

夏休み以降も、10分要約
トレーニングを挟んで
みようかと思ってます。
意外にも人気が出たので、
塾のカリキュラムに
組み込んでみようかな、と。

なんなら、要約を課題化する
ということもやり、個別添削して
いくということも今後は
ありかなと思いました。

それくらい、響いた生徒は
多かったと思います。

国語は大事、とは言いつつ、
本格的に読解問題を通しで
解いて解説すると簡単に50分くらい
経過してしまいます。

やり方について悩んできた
ところはありましたが、
上手いやり方を開発し、
実行に移せる準備が
整ってきました。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ