今回は、特に毎回順位が低い子たち向けに、
知識を身につけるための方法を
細かく伝授しました。
ある程度賢い、あるいは、
自分の学習法が確立している子には
当たり前のことなのですが、
中学以降に入塾した子はとにかく、
「課題提出」に目が向きすぎていて、
習得をする、という方法について
考察したことがない子が
ほとんどのように思います。
まず、素の実力で
そのページを何割正答に
できるかの測定からします。
大問1つが半分も
分からないようならば、
大問単位で丸付けをする。
つまり、細かく丸付けをして
いくということです。
解答をチェックしたら、
なぜそうなるのか、を
教科書や解説で追いかけ、
納得するプロセスを踏みます。
自分で納得できないものが
あれば、?でもつけておいて
もらって後日質問してください。
そのための通塾です。
で、納得できたら解き直す。
分からないものが多かった
ページはやはり大問単位で
いいと思います。
正しい答えを、覚えてしまうことも
ありますが、なんとなく
覚えてしまっただけの問題や
間違い続ける問題には
やはりチェックを入れるべきです。
完璧な理解に届くまで
しつこく読み、考えるのが
学問なのです。
きちんと、習得できた
実感が持てる、というのは
とても大切なこと。
今日は、指導した2人ともが
教えたページを最後には
全問正解して、喜んでました。
たった30分や40分で
試験範囲の1/4を満点に
仕上げることができる、
日に3時間もやれば、
5教科の範囲はほとんど
そのペースで完遂できます。
これくらいやるのが当たり前であり、
調べながら答えを埋めて
できたことにする、みたいな
意味ないやり方は
さっさとやめるべきです。
分からないから悩んでみる、
みたいな時間も無駄。
考えてないのに立ち止まって
何をしている?
「今のその考えてるフリしてる時間は無駄。
どうせわかんないんだから、
止まる意味あんの?
そんな基本問題は、理解してない、
覚えてないからできないだけ。
今の頭じゃ一生答えなんて
出ないんだから、
すぐインプットに向かう。
止まるな。スピードだすタイミングと
熟考のタイミングのバランスが悪い。
分かったら必然ペースは上がる。」
さっさと周回して、
意味理解に時間をかけて、
ラストにさっと解き直し、
それでも納得できないものを
特定してゆく、なんなら
寝る前に教科書を読み耽り、
なんなんだろうなーと
考える時間もあっていい。
向き合い、考える。
問い、解決する。
身体化するまで反復する。
成績悪い原因は、
「遅いこと」なんです。
なぜ遅いのか?
考える時間よりも、
無駄に止まってる時間や、
無駄に書き続ける時間や、
これは中上位層に典型的ですが、
同じ問題を何周も解き、
何回も同じ問題を間違い続けては
赤で直す、というような
変化のない学習に終始するからです。
躍動ある変化を。
本当に慣れ、自立すると、
放っておいても成績は
上がるようになります。
「ああ、この子は
悟ったな。」
いつのタイミングかは
その子によりますが、
100位くらいの子が今回
30位台まで上がり、
それは附属の子でしたが、
その子も最初は勝手が掴めず
1年かかりました。
スピード。とにかくスピード。
急がば回れ。筆の進むスピードより、
頭の回転を上げること。
問題集を進めるペースは
鈍足でいい。とにかく、
止まらず、覚える、理解する
対象を明確にして、
強く攻めてゆくこと。
頭良くなりたいなら、
問題集や教科書の使い方を根本から
変えなければなりません。
0コメント