小学6年生算数は、ある程度一気に式を立てる
トレーニングを継続中です。
例えば、底面の半径が3cm、高さが5cmの
円柱があったとします。
この表面積は、底面積二つと側面積の和によって
求められるのですが、
式は一気に立てていきます。
3×3×3.14×2+5×6×3.14
=18×3.14+30×3.14
=48×3.14
という風に、最終的には分配法則を利用して
整理をしていくという目を育てるためです。
口が酸っぱくなるほど分配法則分配法則と
私が言うので、子どもたちはすっかりその
法則を使いこなしています。
恥ずかしい話、私は小学生の時に分配法則は
本当になんとなくでしか理解しておらず、
もっと言えば普通の文章題などでも
使いこなすことはできませんでした。
中学に行っても高校に行っても、
分配法則って詰まるところなんだろう?くらいに
思っていましたが、大学に入って中学受験テキストを
しっかり見直して
「こんなに便利だったのか!と言うか、
中学のあれも高校のあれも、これを利用してたのか!」
ということをようやく理解したのです。
だから、私の当時よりよっぽどちゃんとこれを
理解して使いこなしている子どもたちは、
私よりもずっと賢くなってしまうかもしれません。笑
で、宝を持ち腐れないように。
分配法則は、式が長くなるほど使う余地があります。
特に、小学生の円が絡む領域については。
慢心せず、いろんなポイントで使ってもらうために、
式はできるだけ長く書いてほしいのです。
それは、結論をイメージして立式する
トレーニングの一環でもあり、
それは数学へ思考を接続していく意味でも
重要性が高いことだと思っています。
「式を立てる」と一口に言っても、
トレーニングのさせ方は様々です。
0コメント