2点を取って立式。

私立中2年生たちは、数学と理科。

数学は相変わらず一次関数の利用の問題です。


とにかくカクカクと関数が変域ごとに

折れていきますから、なんかこれまでと違って

感覚が狂わされる感じがある場合もありますが、

折れるタイミングで関数の立式が可能であり、

あとは交点を求めていく作業に過ぎません。


極めて普通の基本事項である、と

これまでの学習との関係から抽象化できれば、

ある程度どんな問題でも対応してゆけますから、

しっかりグラフを見て立式するポイントを

押さえていきます。

しっかり座標を書き出してから、落ち着いて

立式をしていくことや、最後に演算した結果

出てきた座標がグラフに対応しているかについて

概数的に検算していく視点も持ってもらい、

細かなミスで点数を落とさない工夫も指導してゆきます。


最近とても気持ち的にも安定しており、

意識の高さの回復基調にありまして、

今日は親御さんからも順位が回復してきたという

ことを伺っておりましたが、指導時間は短く

私が大きく作用して結果を出すことはありません。

子どもたちが自分で、日々の学習事項をしっかり

整理して得た安定感なのだと思います。


最後のミーティングで子どもたちにも言いました。

「もう上位に近づいているのだから、ここから先は

もうほとんど能力の差ではありません。何か、

見直しておくべきことが足りていないのです。

”見直しておけば書けた”と思ったことが、

テスト中に何度もあったと思います。

それを解決する方法は一つでしょう。

それはきっと授業ノートの見直しです。

繰り返しますが、点数の差は能力の差ではありません。

君たちは、要領の良さにおいても他の生徒に

引けを取らないはずです。何が足りないか、それは、

何を見直しておくべきかという視点の些細なズレを

正していくということではないでしょうか。

必ず今以上の実力を示すことは可能です。

次回テストではそこが修正されて、抜けのない

知識が身についていくような学習方法を考えましょう。」


みんなが意識高く、詰めをきっちり行っているような

生徒が集まる私立学校では、それを出し抜いて良い

結果を出していくことは本当に難を極めます。

量は全員がしっかりとこなしてくるからです。

質や内容の面でも学習についてアドバイスを

行っていく必要があり、その辺を雑にはできません。


磨かれているなぁと感じます。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ