丸付けの頻度。

高校生の学習を見ながら、

「それ、丸付け遅すぎ。

大問1題といたらすぐ丸付けて。

で、明日解き直す問題と、

もう解き直さなくても出来る問題を

分類しておいて。印つけといたら

明日はそこからやればいいって

すぐに分かるから。」

という指示を出していきます。


小学生にも中学生にもよく言いますが、

丸付けの頻度が低い生徒は、大体において

合っているか合っていないかの興味が

低い場合が多く、習得が中途半端に

なりがちな生徒もこんな生徒に多いです。


全部合っていると確信しながら解いているような

問題集であればいいのですが、苦手教科について

大問10題くらいを解いた後に丸をつけるなど、

全く自分の出来や理解度に興味を持っていないことに

等しいと言えます。丸付けの頻度一つでも、

学習態度それ自体が変わってくることもあります。


「範囲は狭いのだから、テストは満点を取りにいきます。」

生徒には言いました。


そのためには、少なくとも目の前の問題集のたった

数ページくらいの中で解けない問題が0になっておく

必要が絶対にあります。数問解けないのを残しながら

これが出たら困るな、なんてテストの受け方は

あり得ないのです。点数が低い理由など、

大抵その点において結論づけられます。


なんとか分かったものを、出来たにしようとする

強烈な意欲が必要です。もっと貪欲に、

解けなかった問題を何度でも丸にして、

自分には絶対この技術が身についたという

確信が持てるまで繰り返すのです。


本来、この次元まで学習をしようとすると、

高校生の学習は1時間や2時間で終わるものではありません。

学校からは4時間くらいが言い渡されていると思いますが、

私は妥当な学習時間であると思います。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ