今日小学5年生に実施した小テストです。
1は普通の計算ですが、
するっと正解してゆき、分配法則もちゃんと
気付いて解いている子もおりまして、
活用に目を向けようという視点がよかったですね。
2の問題は、一見和差算っぽく見えます。
確かに、20-6=14で、AとBのそれぞれの
勝ちと負けの回数の合計を求め、和差算によって
(14-4)÷2=5, 5+4=9とし、
Aの勝ちが9、負けが5、あいこが6なので、
Aの点数は3×9+1×5+2×6=27+5+12=44、
Bの勝ちが5、負けが9、あいこが6なので、
Bの点数は3×5+1×9+2×6=15+9+12=36、
よって、44-36=8点としても良いです。
まあ、真面目に考えるならこの手順になります。
しかし、勝ちと負けの1回あたりの点数差が
3-1=2点だと気付いてしまった生徒は、
勝った回数が4回違いますから、
2×4=8点と、小学2年生レベルの計算のみによって
これを求めることが可能でした。
問題文の長さに振り回されると、なかなか
本質が見えにくくなります。
あとでネタバレすると、
「めっちゃ考えたのに・・・」と苦笑いでした。
そういうこともあります。
3は植木算です。宿題にこの問題の類題が出ていましたが、
最悪全部書いてから考えてみるということができるように
並んでいる人数を1/3にしまして、
意地でも正解にたどり着きたい場合はそれも可能なように
問題設定を易しく設定してみました。
普通に解いてみます。
15-12=3、15-11=4で、とおるさんの後ろ3人と
まりこさんの前4人を除外すると、とおるさんから
まりこさんまでは全部で15-(3+4)=8人いることになります。
よって、56÷(8-1)=8mが一人一人の子どもの間の距離になります。
したがって、(15-1)×8=112mが解答です。
植木算は、総合的にみて生徒たちにとっては
扱いにくい嫌な領域に写っているようですが、
そもそもちゃんと描いて検証してみようという感覚と
具体性がとても重要な領域ですから、
まずは分からなければ図式化、という
根本的な思考の手順を大切にしてみてください。
宿題になっていて、間違っていたもの、お父さんお母さんと
一緒に考えたものについては解き直しまで授業で
実施させていただきました。
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