週の頭、体調不良でお休みをした子の
補講の授業を行っていました。
単元は、食塩水の濃度です。
食塩水は、数年前まで、領域に関する
理解が浅かった頃は、完全に応用問題だと
位置付けて取り組んできましたが、
この領域は極めて基本的な割合の計算を
イメージを伴って完成してくれる領域です。
「200gの3%だけ塩が含まれていますよ。」
と言った時に、すぐ200×0.03=6gが塩だ!と
物質の量のイメージを伴って分かっていったり、
「4%の食塩水のうち、12gが塩ですよ。」
と言った時に、全体の4%が塩だから、
x×0.04=12で、全体は300gだ!と分かったり。
あるいは、
「150gのうち、3gが塩でした。」
と言った時に、3/150というイメージがすぐ浮かび、
3÷150=0.02で、2%が濃度だ!と分かったり。
特に重要なのは、一つ目の、
200gの3%は?的な設問が、1に対して
0.03にあたる量を求めるときは、0.03倍すればいいという
判断にすぐできるようになるということです。
”ここ最近では一番簡単な領域だった”と
小学生に言わしめているのは、その領域が
この子たちの割合の感覚を完成させていっていることの
裏付けの一つでもあります。
小学5年生の復習の領域でありながら、
その考え方は、きっと今後の応用問題にも
役立てられていくでしょう。
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