過去分詞のテスト。

中学3年生向けにテストを実施しましたが、

附属中の子があっという間に全問正解の解答を

作り出してしまい、これまでボキャブラリーが弱いという自分、

そして、過去分詞をあまり覚えていないという自分を

ほとんど払拭するに至る自信をつけた日になりました。

家で何をどうしてるのかも透けて見えます。

先日は教科書の後ろのページをセブンでコピーしていたのも

私はこっそりと見ていますし、家でも何度もそれを見て、

自分にとって大切なことだと何度も見て覚えたんだろうと

その努力の全貌を想像します。


あえて何をやったかなどとは聞きません。

こういう時は、単に結果を褒めるべき瞬間です。



その後はこんなエピソードも。


「なんか、理解せずにいきなり解く人間って大体愚かだよね。」

「確かに。言葉がちゃんと出てくるかっていうより、

そういうことかって分かってから解き始めるかどうかは

大切だと思います。」

「インプットからのアウトプットね。

インプットの少ない人間のアウトプットには時間がかかるし、

インプットしないままに、アウトプットのための問題を

答えと一緒に覚えても先細りするよね。」

「分かってないのに答えだけ書けるやつっているけど、

俺にはそっちの方が難しいと思ういますけど。」


とにかく前提知識が膨大にあってから考える

ライバルと私との会話を経て、この子は解き始める前に

しっかりまとめを読んで、授業を振り返り、頷き、

その上で知識習得を目指していくという学習を

意識的に実現できるようになりました。

分からないところはすぐに質問してくれ、なるほど・・・と

静かに頷いて、正答を重ねてゆきました。


理解の階段を上っていく足音が聞こえます。

学習が日を追うごとに上手になっていく、

もともと理解に関しては長けており、

それがアウトプットの連続による習得前提になっていることを

鋭く認識し始めている、中学3年生の強さを感じます。


今後の伸びしろについては、まだ未知数です。

夏休みを経て、中1から中2の総復習を、一体どんな態度で

どういう向き合い方で行っていくかで仕上がりが

全く異なってくるでしょう。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ