中3の子は、因数分解の最も難しい応用問題までに
突入しています。もちろん余裕があるからであり、
一般には学校の授業進度に合わせてやりますが、
どうしても得意な子は短い時間で2冊ある数学テキストが
全て終わってしまっておりまして、暇なのです。
今月までは悠長に応用問題のどこまで難しいところまで
できるか?ということで、いろんなパターンで
いじめ尽くすということを目標においており、
最も進んだ子はたすき掛けまで習得してもらい、
どんなパターンの因数分解であっても完璧に
瞬時に把握して、瞬時に解ける計算力を
身につけてもらうことを目標にしています。
「それ、公立入試では一切使わない技術なんだけど、
君はすごく楽しそうにそれを解くね。君は一体
何を目標にそれを解いているんだい?」
私がそうたずねると、彼は笑っていいました。
「分かりませんけど、これすごく楽しくて、
時間を忘れて解いてしまいます。」と。
もっと難しいのあるけど、解く?
さらに難しいのもあるけど、解く?
私は次々彼に問題を与えてゆきますが、
壁にあたるたびに新しいパターンを頭に展開していき、
もう何をやっても楽しいという喜びの飽和状態に
あるようにも見受けられます。
さすがに6月になったらこればっかりを
やるわけにはいかないので、平方根をやったのちに
二次方程式へ入ってゆき、二次関数へ入る
準備を行ってゆきますが、平方根自体も結局は
1回の授業で基本事項は終わってしまいそうで、
応用問題も1週間あれば十分そうな雰囲気です。
今年は、例年で最も数学で遊べそうな学年になり、
今やっている問題集よりもはるかに高度な何かを
用意していくことも視野に入ってきました。
将来はまとめて理系に突っ走っていくだろうこの子たちに、
できることはなんでもやってあげたいという気持ちです。
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