今回は、算数の教材について、
所感を書いていくことにします。
<算数>
「ウィンパス」
算数の標準教材ではかなりバランスの良い教材で、
塾の指導においてもよく使用する教材です。
整数問題については昨今やや難しい問題が
入ってきていたように思いましたが、
それでも、全ての問題を綺麗に理解して
周回するのにはうってつけです。
良質ともに本当に優れています。
付属のウィンパスドリルも過不足なく、
全体を綺麗に解いていくことによって
力がついていく教材だといえます。
最近の改訂でいいなと思ったのは、
”きほんをしっかり”のページが入ったことです。
この教材で力をつけた子も相当いたのではないでしょうか。
単元の初めから終わりまでを綺麗に周回する、
シンプルにして王道的な演習を可能にする、
お気に入りの教材の一つです。
「コア」
昨年の頭で5年生に対して導入していた教材です。
そんなにウィンパスと構成は変わりませんが、
とにかく問題量が多く、細かな振り回しの中で
たくさん問題を解いて慣れたいという学習目的が
ある場合はうってつけの教材となるでしょう。
しかし、多少しつこすぎる感じもあります。
また、チャレンジ問題は難易度が高いものもあり、
苦手な子が独学では習得困難な問題も一部含んでおり、
その点では少しフォローがいる教材となります。
塾通いしていて、割と先の方まで理論を
習得しているとか、頭が結構キレて、
チャレンジしてゆく姿勢がある子にとっては、
解く問題をちゃんと選んであげれば良い教材です。
これは、真面目に全部を解く教材ではないと思います。
「これはもういいから、こっちにチャレンジする」という
くらいの頭の使い方で付き合っていく教材でしょう。
綺麗に真面目に全部解いて周回するならウィンパス、
選択的にチャレンジを促していくならコアであり、
後者の学習ができるならばコアの方がいいかな?と思います。
相対する方法を間違えないようにしたいものです。
コアをウィンパスと同じように解いていくならば、
時間が1.5倍くらいかかる割にはなんか時間が
無駄になったような感じになる子もいるでしょう。
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