例題を読み込む時間。

分からなかったことを何とか理解した後、

それが使えるようになるためには、

一度それが再現可能になっているのかを

試す動きが必要になると同時に、

それをより使いこなすためのトレーニングが

必要になってくるものです。


毎週、授業で解説された問題の再現性を

確認する問題群と、使いこなすためのトレーニングの

ドリルを分けて用意し、取り組んでいますが、

特に全体としてまだ弱い子が多いのは、

前者の問題への取り組みです。


授業は、例題をより深く分かるために

具体例を踏まえて説明していくのが一般的ですが、

いざ基本問題を解いていくときに、例題を

参照せず、ノートも参照せずに分からないと

いう状態の子もまだまだいるのは事実で、

これからそういった点もしっかりと

学習方法の指導として見直さなければなりません。


なんだかんだで、小6ももう5月に入り、

受験まで9ヶ月となりました。

月4週と見積もれば36週という感覚です。

私にとっては、この1週間1週間の積み重ねの

重みというのを何年も経て理解しているつもりで、

こんなに短い期間に子どもたちは本当にたくさんの

技術・知識・考え方を身につけてゆきます。


そんな中でも、私がそばについて指導を行えるのは、

その半分以下の時間に過ぎません。

結論として、子どもたちが自分で例題を読み、

授業で習った内容と照合しながらきっちりと

理解を詰めていけるかということが大切です。


「本当にそれを分かりたい!!!」と

思っている次元・意識での集中力や取り組みは

今の子どもたちの取り組みとは全く異なるものです。

そういう意味では、まだ吸収に対する熱情がかけており、

どこかでそれを発奮させる一言もどんどん

かけ始めていかなければならないでしょう。


受験生指導は、普通の小学生指導とは

結構趣が異なるものです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ