始めたものを好きになるには、小さな努力と、
小さな成功体験が必要になるのです。
地理のテストで連続塾内最低点をとってきた子がおりました。
中途入塾の子には、ガチガチに地理を
学んできたグループに勝てるわけがなく、
それでもなんとか食らいついてきました。
春休み、その子は私につぶやきました。
「地理は途中からだったから難しかったけど、
歴史は最初から勉強できるから、絶対頑張る。」
そして迎えた歴史小テストの初日。
満点だったのは、その子と男の子一人。
その子は30分前に塾に来て、歴史について
私に色々と話しながらテスト対策をしてました。
授業中も積極的に発言、質問をし、
頭の中にとにかく吸収していきたいという
迫力を感じたのでした。
そして帰り際に・・・
「歴史、すごく楽しい。
すっかり好きになっちゃいました。」
そう言ってスタタター!と去ってゆきました。
どの教科からでも良いのです。
”自己効力感=「自分にはできるはずだ」という意識”は
学習においてとても大切なものですから、
是非これを機に、「自分にはもっと色々できるはず!」の
気持ちを貯め込んでいってほしいと思います。
ほとんどのことは、”絶対自分でなんとかできる”という
気持ちの後押しによって、あとは自分の体がその問題を
理解し、解けるまで導かれてゆくでしょう。
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