小5の算数は、対頂角・同位角・錯角と、
その応用問題についてがテーマになっていました。
すでに角の問題の基本は4年でやっていて
解けるのですが、しっかり概念を与え、定義し、
意味を分けて捉えていくことが今日の狙いでした。
特にテーマとなっていたのが、
対頂角の”対”の字の意味と、
錯角の”錯”の字の意味でした。
対頂角の”対”は、日本語でいうと
セットなので、尖った部分のセットは
等しい大きさの角度になるということを
説明すれば十分でしたが、
錯角の”錯”については、
意味が分かって使ってる人も
そんなに多くはないのではないでしょうか?
辞書で調べてみると、
「入れちがう・互い違いになる」とあり、
これに近い意味なので、錯角という
言葉と一緒に”入れ違い角”という名前も
一緒に使いながら学習を進めてゆきました。
そして、応用問題演習では、錯角の演習では
おなじみの”平行線を引いて考える問題”へ。
平行線内で1回曲がるくらいでしたら
そんなに難しいことはありませんが、
2回、3回、4回・・・と曲がる回数が増えると
途中で認識が混乱することもあります。
が、しっかり生徒たちは解けていました。
さらに問題に対して考察を行い、
左から食い込む角と右から食い込む角は
それぞれの和が等しくなるという性質も
発見してゆき、「めっちゃ楽しかった!」と
帰ってゆきました。
まあ、難関受験をするわけでもないので、
授業としてはそんなに進行ペースも
上げてはいませんが、技術的なものが
一つ一つ増えていくことに喜びを感じ、
感想を持って帰り、お家でもお話を
してくれるような感じであれば、それが
子どもさんにとっても最も良い学びとなるでしょう。
いずれ自立をして何も話してくれなくなる
その日が来る子もいます。
その時その子は、もっと高次元な状態にあって、
もっと自分で先を先をと学ぼうとする、
そういう状態であることでしょう。
「今日絶対帰ったらお父さんに
このこと話してみようっと!!!」
るんるんとして帰って行く小学生を見て、
なんだか心がほっこりとします。
とても素直な小学生らしい姿ですね。
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