暗算で出来たら合格。

中1附属組は、円錐をテーマに学習を行いました。

前回行った授業の復習とまとめのような位置づけです。


最近では中学生ではよほど余裕があるとき以外は

授業形式で行うことはなく、忙しく復習を

し続けているのですが、附属は今月中は

そんなに忙しくはないので、授業形式で

発展的なことを扱ったりもしています。


「丁寧に式を書いて、順々に無理やり

解いてもいいんだけど、図形ってそういう

感じでなく、こう、一般化した上でフワフワっと考えが

飛躍していくところに面白さがあるんだよ。

例えば、円柱の中に円錐がこんな風にくぼんでてさ、

それでその表面積を求めろって言われたら

結構嫌じゃん?でも、出来る人はもう

暗算でもさっさと求めてしまうのさ。

何が違うと思う?感覚の差だよ。

中学受験の時に通塾していた子は、当時から

これを頭でささっと解けるようにトレーニングされてる。

その子たちがどうトレーニングされているのか、

今から体験してもらおう。」


今日は15分くらいそんなテーマで授業し、

応用問題も暗算でさっさと捌けるように

なっていきました。


しかし、根本的にこの子たちに足りていないのは

そういう一般化への目線だけでなく、単純に

方程式の解き方が不器用だということや、

単項式、多項式によって1つ1つの数量とか長さ、体積を

表現していくような数学的なマナーです。


この子たちが上位に浮上できないのは、

数学が出来ないからです。ハッキリとそれは

言っておかなければいけません。

数学が出来ない生徒は基本的に上位にはいきません。

数学というのはそれくらいに全体に影響力を持ちます。

本来、国語力が大切とは言いますが、それは実質的な

実力をつけていく意味で必要ということであって、

意識を高く持てるという点で重要なのは数学です。


この春は附属生は徹底的に数学。基本事項、

特に計算の応用問題の演習ということになります。

何にしても、計算が出来ていないんです。


壁を突破するために、来年度1学期はまた

計算領域がスタートしますから、ワーク、

ウィンパスのセットでガンガン演習を回しましょう。

特にワークは計算事項はウィンパスより暴力的なので、

延々と戦ってもらって、中1の時に積みそこねた

計算の領域について、綿々と取り組み続けてもらい、

確かな力として育て直していこうと考えています。

kojinkai

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