30分〜40分の地理の追加講座ですが、
しなきゃいけない縛りのない
自由な学問は、この子たちにとっての
癒しの時間の一つになっています。
今日は中部地方を学びました。
何度もしつこく図式化して理解している
雨温図も当たり前の景色となり、
地形についても、覚える理由を一つ一つ
5年時の記憶を紐解きながら思い出します。
今日生徒たちが大喜びだったのは、
八ヶ岳山麓野辺山原のレタス畑の画像を
検索したことだったと思います。
「わー!!!!!」
大喜びでした。笑
地形の理解についても、
「1に山、2に川、3に平地。
必ずその因果関係から考えること。
そして、その因果関係はまた別の
重要な事実に繋がるから、テキストで
紹介されているんだ。なぜこの地形が
重要とされて覚えるべきものとされているのか、
君たちはそこに興味を持つべきだ。」
という説明を毎回のようにしつこくします。
世界地理をこれから学んでいく上でも、
その理解についてはとても重要ですし、
今すぐにでも世界地理に飛び出していけるように
その接続を考えながら授業内容も作っています。
地理はいつも思考する教科です。
因果関係を捉えられなくなった時点で、
あらゆるものは学問ではなくなってしまいます。
なんでこの時期に地理を?という感じですが、
今の6年生たちも一人を除いて私の本気の
地理の授業を体系的に受けた子がいないからです。
だから、小学校最後の記憶として、中学へつながる
地理の授業をプレゼント、というわけです。
ちなみに私は中学までは最も地理が苦手で、
高校では地理を離脱していましたから、
大学生になっても都道府県名が全部言えないくらい
ど底辺の知識しかなかったのです。
しかし、中学受験の指導準備のために
めちゃくちゃ勉強をしまくったので、何がネックで
みんな地理を嫌がるのかということがよく分かります。
私の嫌いだった教科ほど、生徒たちには人気があります。
それだけ自分が苦手なものを得意にするためのコツを
自分で習得し、興味を持つための方法を考えてきたからです。
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