小学5年生は速さの単元に入りました。
単位量あたりの大きさの応用問題が
やや苦手な子もいましたので、授業は
ゆっくり目に進行させています。
授業序盤は以下のように進みました。
A:12分で240m
B:16分で480m
(1)Aは36分で何m進みますか?
36分は12分の3倍だから
240×3=720mとする割合を利用する考え方と、
1分あたりに進む距離が
240÷12=20mだから、
20×36=720mとする単位量を利用する考え方の
2種類の考え方を自由にやりとり
できるようにするトレーニングでした。
(2)Aは1時間で何m進みますか?
単位が変わっても同様に考えられるように、
これは各自で考えてもらって2通りの
好きな方で解いてもらいました。
(3)AとBはどちらが速いですか?
比べるときには条件が揃っている必要があるのは、
5年の単位量あたりの大きさの領域や
円高・円安の時の計算でも説明をしましたので、
みんなスムーズに単位量計算を実施して
説明するより先に答えを導けました。
様々な問題を使って、この速さの単元は
単位量あたりの大きさの応用だということを
強く印象付け、解き方もそれに合わせて
今日は指導してゆきました。
「何これすごい楽しい!!!」
それしか言わないなこの子らは・・と思うのですが、
分かるから楽しいと思うのは自然なことです。
しかし、何にしてもまだまだ5年生にはびこる
「先生これ割れません・・・」をなんとかしないと
いけないなぁと思っています。
割れないなんてもうありえないのです。
5年生で、割り算を分数にする術を学校でも習得済みであり、
小数だろうが分数だろうが自由に割り算をするための
技術は身についていなければならないのですが、
まだ割れないのに割れるまで筆算で計算しようとして、
そこでストップする生徒がチラホラいます。
それをなんとかするために最近では
わざと小テストは割れない問題が1問必ず
入るようになっているのです。
気付いている生徒は一体何人いるでしょうか?
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