要領のよさ。

分からないのに、解決の糸口への
選択肢もないのに、なぜそうまで
時間をかけて考えたポーズをするのか?

長年教えてきて最大の謎が、
成績中位層の謎の美意識です。

できない、という時には
幾つかの思い切りが必要です。

一つは、一旦解説を見てしまって
何度か解き直して自分のものにすること。
もう一つは、割り切って捨てて
できることに注力すること。
前者の段階で、解説読んでも
ちんぷんかんぷんならば、
すぐさま後者に移行して
細かく基礎演習を積んだほうがいい。

できない、という時点で、
もう2択しかないのかな、と。

頭の良し悪しは、この判断力が
大部分を占めているように思います。

私は生徒によく言います。
「課題は、あくまでも
学習スケジュールであって、
自己判断で基本を積んだほうが
いいと判断した場合、応用問題を
スルーする代わりに基本問題を
何度も解いてくる、という判断も
あっていい」と。
伝えてくれれば、それは
個々の判断として認めますし、
これだけはやっといてほしいという
指示も出せます。
指導は一方的なものではなく、
それぞれの子との対話の中で
やってゆくものだと思っています。
そのための人数絞りでもありますから。

一人でも勉強してるフリしてる子が減り、
自分に必要なことをいつも考えられる
賢い頭が育ったらいいなといつも
考えています。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ