小学生から相談があって問題を一緒に
見ていましたが、明らかに中学レベルの
合同条件の問題がそこにありました。
「これはどういった理由で合同ですか?」
ア 3つの辺の長さが等しい。
イ 2つの辺の長さとその間の角が等しい。
ウ 1つの辺の長さと、その両端の角の大きさが等しい。
小学生にとっての難しさは、見るからに
合同な形をしている・・全部当てはまりそう・・・
というところにあるように思いました。
もう中学2年レベルの普通の合同条件の問題です。
そういえば、以前5年生に行った模試の中でも
同様の問題が存在していて、正答率がそこだけ
低かったことも思い出しました。
小学生にとっては、”作図可能な条件”が
合同条件の認識ということになります。
教えてしまっても良いと思うのですが、
やはり”それはコンパスと分度器を
どこに当てて考えられるか?”ということから
出発して欲しいものなのです。
ですから、片方の図形は置いておいて、
もう片方の図形の作図ができるのかどうか?という
視点でものを考えてもらいました。
もう全部教えてしまってもいい実力の子ですが、
やはり自分でこねくり出して、自分の持っている道具で
考えるということの方がいつも重要なので、
つながりを感じながら学んで欲しいと思います。
0コメント