決まった通りに思考しろ！

私は、自己流というのをそんなにも

大っぴらに否定する立場ではないですが、

それでも、明らかに不合理な方法については

かなり厳しくあたるタイプでもあります。

「何適当にやってんだよ。

俺は”数直線書いて”って言ったはずだ。

例題の解説をする時もそう言って、

問題演習を始める前もそう言った。

勝手に分かったつもりになって省略するな。

だからそんなに簡単に間違ってんだろうが。

授業冒頭で掲げたルールは、授業が終わるまで

ずっと守るべきものだと考えて授業を聞け。

そうできないなら集団指導など受けられないし、

中学校はもっと大きな枠での集団指導なんだから

いちいちこんな風に指摘してくれない。

これは中学の授業を聞く練習の一環だ。

そうやって君は賢くなるタイミング失って

それでいいと思ってんのか？

もうなんでも完璧って状態ならなんだって

省略してもいい。安心して自由にやってくれって言う。

しかし、君は間違ってる以上そうではないだろう。

言ったことを守れ。基本、規則通りに

まずはすっきりと一本筋の通った方法で

トレーニングする頭を持て。」

周囲の生徒も一瞬ビクッとしてましたが、

それは従来から集団指導で授業を受けてきた子が

基本的性質として備えてきたものであり、

改めて言われる機会が少なかったことに

起因しています。

周囲の生徒も、改めて今まで自分が

受けてきた自分の指導を確認するように、

丁寧にまずは踏襲してみるという

基本づくりに勤しんでいました。