1を大切にする思考。

小4は方陣算に挑みました。
予習シリーズでは4年上テキストと
4年下テキストの間の夏のテキストの
間に挟まる単元となり、
予習シリーズ4年以降での扱いが
なくなった単元です。

この学年は面白いです。
素直でガンガン攻めてきて、
思考の軌道修正も授業内で
できるようになってきて。

6月まで指導してきた中での
課題は、とにかく口だけで
完成度が低い課題遂行率を
なんとかしなければならない、
という点にありました。
一見真面目だけど、ゆるめると
ふっと抜け道を考える子に対し、
絶対許されない一線はどこか?を
教える必要がありました。

基本的には真面目で怒られたくない、
という発想の子が多いので、
うまく回っているように錯覚しますが、
実際は、できないこと、間違ったことに
どう深く向き合えているか?という
点では弱い子が多い印象がありました。

そこが、変わってきてます。
素直だからこそ、その一線をおかさない。
私が何を許さないかを理解し、
何を許すのかを理解してきてます。


たとえば、私は課題をやってないことには
3回連続までは目を瞑りますが、
忘れた時に妙な言い訳をした際には
すごく冷たく扱います。

やりたくないこともあるでしょう。
しかし、次までにやってくれば
わたしは特に何も言いません。
ただ、忙しかった、時間がなかったの
類の言い訳は絶対許しません。

わたしは、そういう時はただ、
「次までにやってきます」の
一言で許すようにしてます。
総合テストの対策をきちんとして、
最終段階で結果を残すという
1ヶ月ごとの目標をクリアすれば
いいと思ってます。

だから、後ろめたいからといって
下手な言い訳はしないでほしいのです。
中途半端なやり方をしないで
ほしいのです。


方陣算を解いてる時に
「ああ、1足し忘れた!
この1が大切なんだよな!」
と生徒は言いました。

私にとっての1は、
その問題の足し忘れた1と同様、
日々の取り組みの中での一つ一つの
1の積み重ねだと思ってます。


日々の学習の中で、1として
扱われる一つ一つの基本事項、
詰めようとすれば、課題全てを
丁寧にこなせるはずです。

そしてそれこそが、
実は最も根本的なことなのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ