「3は4の何倍かね。」
「5は8の何倍かね。」
「9は2の何倍かね。」
「3の何倍が7かね。」
「8の何倍が11かね。」
しつこくしつこく何度も何度も、
作図を繰り返しながら
小学6年生の子に問いかけ続けます。
分かるまでしつこくやろうと今日は決めており、
単位量と割合を後回しにして他のことをできるように
努めてきましたが、そろそろ外堀も埋めましたし、
徹底して割合や単位量の数量関係について学習しようと
攻めに転じた日でした。
繰り返される質問には全て分数で答えてもらい、
問題は全て簡単な整数で出しましたし、
作図もその子が分かるように何度もしました。
集団授業には参加してこなかった子ですが、
来年度はこのクラスにいることを考えると、
これくらいの基本が完璧に成り立っていないと
そもそもかなり下位から中学をスタートしてしまうと
かなり工夫して個人指導をしていました。
ようやく何ヶ月かに渡って色々な方法で
やってきて割合の感覚が少しずつ掴めてきて、
中学の方程式をイメージさせながら
立式をさせるようにしてきて、
中学準備の講座を先行して実施している形になります。
長く一緒にいると、もっともっとと要求したくなる
気持ちも高まってきます。
絶対にここまで基本を作っていたらここまでは
できるようになるはずだ、と期待をし始め、
それなりに指導もしつこくなってきます。
分かるまでやってあげたいという気持ちがあります。
指導していていつも思うのですが、
やっぱり自分が一緒にいたから大きく変化したという
実感が欲しく、子供の努力ももちろん必要ですが、
やはり介在する価値を求めるのは自然なことです。
厳しさもしつこさも、自分のためになる、と
その子が思ってくれる限りにおいて、
指導の手は強めていくというのが自然な動きです。
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