A判定。

謎の伸びを見せている先週から

”得点向上同盟”を組んだ中3の2名。


今回一人の子はかつて取ったことのない

A判定の数字を見て、完全にテンションが

振り切れてしまっていました。


「おいおい、出来てない、やってない

領域がたまたまあんまし出てなかっただけでしょ。

しかもまだ模試は中盤戦。安定しないと

全然意味はないんだからね。

だから、ちゃんと化学と物理をやりなさい。笑

解けない問題知ってるんだからね。

あと、冬は地理と歴史徹底的にやり直すからね。

君、覚えて理解する力あるんだから、

もっとできるはずだよ。」


ってツッコミを入れました。

しかし、蓋を開ければ社会は偏差値73を奪取。

不得意な数学と理科以外は、

国語も英語も軒並み65以降の水準で

正直なぜこんなになってんのか、指示を出してきた

自分にもチンプンカンプンという状況です。

なんか謎のやる気を見せており、

先日渡した私の作成した歴史語呂合わせプリントも

渡したあとほったらかしていたのですが、

しばらく見ないうちにほとんど覚えてしまったようで、

それが歴史の理解をかなり助けているようでした。


成績も振るわなかった、何も持たなかった、

それゆえにとても素直に愚直に取り組んだ、

そんな生徒たちでした。A判定を取った子は、

11月段階で徹底的に模試に敗北してE判定だったんです。

点数は50点くらい足りなかったんですよ。

それから本当によく頑張ってきました。

もう一人も、B判定の領域に突入しており、

A判定まで数点というところまできました。

今日も休み時間にずっと公立の過去問を見て、

イメージづくりをしているようでした。


「学校で数学の過去問やったんですけど、

初めて小問を全問正解に出来ましたよ!!!

塾で渡された小問集をずっとやってきましたが、

あれを真剣にやってきて、本当に良かったです!

あれのおかげで大問も途中まで考えられるようになって、

多分もっと数学もできるようになります!」


『今塾で上位の人たちを一回でもぶっ倒そう!

下克上だ!絶対あっと言わせてやろう!』


なんか個人的には変な組み合わせの二人ですが、

ノせたらすごいタイプの二人が結託して、

掛け算的に伸び、試験後の検討会も熱心に

授業後にも行っており、それも相まって

奇跡的な変化を遂げています・・・


「最後にだけどね、冬休みは夏に渡した

”あれ”をもう一回全部やり直しなさい。

それだけで冬休みの時間はかなり使うけど、

あれで理科と社会はもう5点か10点上がる。

そういう価値のある問題集なんだ。

冬休みで”あれ”をやり切って、

冬休み後は春に渡した”あれ”で

領域別に集中特訓だ。

君たちの思考の穴は完全にそれで埋まる。

完璧にね。先生を信じてやってみな。」


A判定取ったのは卍少女です。

例年特殊な子が急激にこの時期伸びるという

特異な状況は見られますが、今年もまた

面白い伸び方を見られました。


しかしながら、これもまた一側面に過ぎません。

彼ら彼女らの本当の課題はこれから浮き彫りになります。

そういった面を冷静に捉えることも忘れません。

それに向けての演習の指示です。

公立入試まであと2ヶ月ちょっとですが、

一つ一つ、理解して出来ることが増えていくことが

最重要なことです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ