中学1年生の空間図形も残りわずか、
基本的に資料と整理は
テスト対策以外では授業をしないので、
実質的に中学1年生最後の単元です。
さて、円錐の話です。
普通中学1年生は小学6年生の時に
拡大図縮図の流れから相似比を
かじっているので、同じ形の場合、
辺の長さが倍になれば周の長さも
倍になることを心得ています。
平均以上の学力を持っている生徒は
全てそれを体で分かっているでしょう。
ですから、円錐の展開図を描いた際に
円を二つ書き、相似比を比べてもらいます。
例えば母線の長さが5cmで、
底面の半径の長さが3cmであった場合、
円同士の相似比は5:3になります。
ですから、側面のおうぎ形を、円の一部を
切り取ったものだと考えると、円は5、
おうぎ形はそのうち3と考えられるため、
割合3/5を求めることができます。
これを数学的な孤の長さの割合から入る手法を
前々回で実施したのですが、もっと頭を
柔らかくして取り組んでもらうために、
比による算数的な理解で取り組みました。
感覚に根拠を与えていくのは
数学の醍醐味の一つですが、根拠から
感覚を掴んでいくのもまた数学の醍醐味です。
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