大学受験への道。

この子との受験はもう3度目になるでしょうか。


1度目の受験は、6年夏休みを終わってしまってからの

難関中学受験を目指すという高いハードル。

第2志望には合格を果たすものの、苦渋を味わいました。


2度目の受験は、高校受験。

県外難関校を中3の10月末から目指すという

やはりこれも高いハードル。

点数を150点以上伸ばすものの、

やはりそのハードルを超えられませんでした。

飛行機で飛び立つ寸前の時間まで指導をしていたのは

とても印象に残っています。


そして、3度目の受験は大学受験。

突然何か大きな変更があったりということで

焦ったりすることがないように、

今回はもう早期に目標とする学校を決め、

それに至るまでの計画も作り上げ、

今日その計画をスタートさせました。

君がどうしようと、俺はもうこの目標と計画から

動じることはない。もうこれでいく、と。


受験まで、あと2年。


下のものはとりあえずこの3ヶ月くらいの

学習計画となります。

毎週定量的にこの量をこなしてもらいます。

受験は文系科目のみの私立学校受験へと絞り込みました。

数学と理科がある受験校は無謀だという判断であり、

彼は文系科目はいけてるから、それを最大限伸ばして、

自分で選んだ学校を早期に意識して目指してもらおう、と。


まあ、実際学校はとりあえず私が選んだのですが、

長く彼と一緒に過ごしてきましたし、趣味や嗜好は

分かっているつもりです。


彼はもう弟のように可愛がってきましたから、

これまでは”チャレンジ”の名目で勢い突っ走ってきた

入試が多かったのですが、今回は自然と合格を

拾えるように周到に用意をして合格をさせてあげたいと

そんな風に思うようになりました。


英語・現代文・古文は超基礎から。

教科書より易しい文章の精読・分析を

とりあえず自力でできるようになってもらいます。

いつまでも教えて習ってのペースでは大学受験は不能です。

その方法が身につくまでは、徹底的に教えることは、

どう文を切るか、何で調べるか、ということ。

私が何か知識を教えるということはあまりなく、

どう理解していくかを頭の中に染み込ませていきます。

これは絶対に完璧に理解できるという問題集を作り、

教科書も自力でなんでも理解できる方法を手にし、

ひとまず先生いらずで教科書を独学できることを

目標におきました。


世界史はいま学校はAをやっていますが、

Bの解説書や資料集を渡し、早くから

知識や流れを総覧してしまうような学習を

行うことにしました。


「ここまで壮大な計画を作ったのは、ずっと昔、

無謀な難関受験をしようとした小学生を指導した時以来。

その子は毎週泣いてた。こんなの絶対できない、無理って。

でも、泣きながら毎日12時近くまで努力して、

それでも足りないと叱られながら取り組んで合格したよ。

その時以来のガチ具合かな。君には合格してもらわないと

俺は困るから。でも、泣かせはしない。

もう高校生だから、自分の意志で動けないなら

もう俺に未来を動かしようもない。」


「俺もそう思う。

なんか久々に先生の本気を見た気がする。

頑張ります。」


そして、およそ750日に及ぶ受験対策が

本日からスタートをしました。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ