”化学”の言葉が出てくると、
途端に元気になる者と意気消沈する者と、
毎年色々な生徒さんを見ますね。
今日はそんな化学の領域のうち、
化学電池に関する確認を授業で行いました。
復習ははるか3年前までさかのぼります。
塩酸にアルミニウムを入れると盛んに泡が出て、
金属が溶けてる!!!と感動した、あの
小学生の日々の実験を思い出してもらいました。
同時に、溶けにくい金属や溶けない金属が
あったということも記憶にかすかに
残っているようでしたので、比較的
やりやすいところがありました。
溶けやすいものや溶けにくいもの、
溶けないものがある、ということを、
イオン化傾向の表を見せながら確認をします。
余裕があるならば語呂合わせを覚えるように
言いましたが、原則銅以外の教科書の実験に
登場するものは溶けるように考えておいてもいいと言い、
今日は表を見ながらの解説を実施しました。
ー「さて、どっちが+でどっちが−ですか?
すぐ分からないなら、まだ仕組みをわかっただけで
完璧に自分のものとしたことになっていません。
今日はそれを即答できるようにしましょう。」
①イオン化傾向の高い亜鉛などの金属が
電子を残し、イオンとして水に溶け出します。
ー「どちらが溶け出すか分かりますか?」
②電子が移動します。
③イオン化傾向が低い水素が電子を受け取り
原子となって別の水素原子と結びつき、気体に戻ります。
ー「さて、どちらが+でどちらが−ですか?
・・・簡単なのです。電子が発生する方が負極。
つまり−の極になります。
今後、電池ではイオン化傾向が高く、溶け出す側が
必ず負極です。シンプルに捉えましょう。」
化学の実力は全体的にかなりバラバラなので、
誰にでも分かり、分かってる子も退屈させないような
説明が必要とされていました。
「それだけ・・・ですか?」
生徒はポカ〜んとしてましたが、
化学電池の中学の領域など分かってしまえば
ぜんぜん大したことのない領域ですから、
本当いうと学校で説明があった時点でここまでの
理解を完成させておくべきだと思っているのです。
それでも、まだニーズはあるようですから、
定期テスト対策において、化学や物理は
しっかり改めて見せておいて損はないように
思っていますし、高校基礎をしっかりと
作っていけるならばそれでいいかと思い
指導時間を少しとってでも生徒と一緒に
確認をしているのです。
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