全部をきっちり出来るようになりたい、
そう思って取り組む人のテキストとノートは
演習の経過を見ているとすぐに分かります。
次のタイミングで周回するときに、
どんなことに気をつけてやろう、っていう
思考がテキストやノートを見た時点で
指導者自身が読むことができるのです。
周りの人が読めるということは、
子どもたちもくっきりと分かる、分からないを
きっちりと分けて捉え切っているのでしょう。
これは、どんなに指示を出しても
途中でやらなくなる子もおり、しつこく
言い続けなければなかなか習慣化しません。
一つのことを全部に適用するような、
パソコンの設定みたいに簡単には
いかないことの方が多いのです。
ただ、解けばいいという感覚は、
だんだんと通用しなくなります。
高校生になると、物理的に1教科あたりに取られる
時間が膨大になるゆえ、要領の良さみたいなのも
要求されてきます。
誰しもが要領よくできるわけではなく、
個々にかかっている時間を見ていると、
さっさと出来ているようで、時計を見れば
結構かかっているということも少なくありません。
攻めっ気と、ちょっとした工夫を常に携えて
学習というのは組み立てていくべきです。
惰性で、やらされ感で全部をとりあえず解くという、
受身的な学習は絶対に避けましょう。
ときにはある程度バッサリ切るような手段だって
講じる必要があるタイミングも出てきます。
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