目に見えて初めて、工夫と言う|中3英語

中学3年生の英語科を指導している時に、

あまりに同じミスを繰り返すので、

「目に見えない工夫は、工夫とは言わない。」と。


世の中に存在するものは、色々な工夫がありますが、

それはその工夫の仕組みが見えてこそ初めて

意味が理解できるものであり、それは意外と

目に見えて分かるようなものなのです。


この子たちには、絶対にそのミスを犯さないようにしよう、という

本格的な意識が足りないのです。

その点を改めて一歩引いた観点からアドバイスです。


これは、実際よく分かってる風な生徒さんにも有効でした。

今日は、NewHorizonのUnit4の準備をすべく、

不定詞の復習を実施していたのですが、

「不定詞として修飾をかけていく副詞的用法や形容詞的用法に当たる

日本語部分に(  )をつけてみよ。また、その際に

修飾部分に含まれる動詞に丸をつけよ。」という指令を出し、

最も英語を得意とする生徒さんに結果を見たところ、

ややずれたところに(  )が付いているのを確認しました。


「君の今の文節感覚の認識では今後苦労するよ。

しっかり指導者がいるこの時間に正確にできるように

理由までしっかり捉えてトレーニングすべき。」


不定詞は、今年の2月くらいからずっとやっていて、

国語の授業においてもずっと単語の指導をしてきて、

それでもまだ正確ではないのです。


この子たちが、いかに定義や細かい事柄を

大雑把に扱って感覚的に理解してきているかが

実によく読み取れる日でした。


細かいことを無視しても解ければいいとか

思っている次元で勉強をしていると、

絶対にその考え方が高等教育を受ける時に

足を引っ張ってくるでしょう。


面倒臭くても、細かい事柄まで突き詰めること。

高等教育を受ける準備期間としての中等教育段階で、

身につけておくべき性質でしょう。


もっとちゃんと工夫して、細かい事柄まで綺麗に

押さえ抜く学習を実施し、高校への学習に備えてゆきましょう。

付け焼き刃ではなく、本物の学問を。

kojinkai

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