中3の2学期明け初回の授業でした。
今日は、公立ですぐ始まる二次関数を見越し、
一次関数の応用問題を題材として。
「まだそれ出来てないの?この前もやって
あんな悔しそうにしてたのに、自分のためにそれを
復習することもしなかったの?遅い。
今日中に出来るようにしろよ。今この瞬間につかめ。
来てる意味があったって実感できるように
何としてもやるって気持ちでやれよ。」
確かに一般的には難易度が高いと言われるけれど、
あくまでも基本的処理の範疇であり、こんなに問題を
解くのに時間がかかっているようではまだまだ。
だいたいこのレベルだと模試で捻られると計算ミスを
多発しかねないから。
「俺さ、君の書き込みを見ていて、
一瞬では何をどうしたのか分からない。
必要な情報がバラバラで好き勝手な場所に書かれてて、
計算がどこにされているのかピンとこない。
それは、解いてる君自身もそうなんじゃない?
だからこそ、先生が何を書いているのか、
どこに書いているのか、どう書いているのか、
もっと真剣に見な。何を教えてると思ってんの?
もっと根本的なことなんだよ。
出来るようにならなきゃいけないことは。
今から全部綺麗に解いてみせるから、ちゃんと
真似して自分のものにしていきなさい。
ああ、これいいなって思うのはどんどん真似しなさい。」
休憩時間は0。夏休み3時間あった指導時間が
通常授業で2時間に戻ったことが起因して、
その1時間の大切さをあらためて実感できたようです。
10分もあれば、理科の大問1題を解ける。
社会の2ページを解ける。数学の大問を1題を解ける。
国語の1題を解ける。英単語を20個覚えられる。
10分もあれば、大切なことのどれくらいを
身に付けることができるだろうか?
残された時間が、私立入試まで5ヶ月。
30をかけて150日ほど。日当たり4時間学習して、
600時間っていうのは、結構リアルな数字。
でも、最も強烈なのは、
5ヶ月に4週間をかけた20週間という数字。
もう、両手両足の指の本数と同じ週数しか
残されてはいないのです。
最後の詰めの力が問われ、中学生たちの実力が
最も極まってくる時期が、これからの期間です。
それからの高校入学後の学習にも繋がってくる、
大切な期間だと思っています。
だからこそ、日々圧をかけることを忘れない。
なんか中途半端な指導受けたな、みたいな後悔とか、
目の前の生徒にして欲しくないからです。
頑張れ、中学3年生。
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