生徒が応用計算ですごいボコボコにされていまして。
20問くらいあるのが10問くらいしか合わずに
どうしたらいいものかと苦笑いしていた生徒へ、
色々な工夫の仕方を伝授しました。
まず、計算の行数を増やすのは大前提。
そして、計算ターゲットに対して下線を引き、
行ごとにここの計算部分を処理すると
可視化しながら解くことが一つの工夫。
しかし、「同じように計算しているように見えても、
先生が書く式の方がなぜか簡単に見える・・・」
という疑問が生徒の中にあったようでした。
ー「種明かしはこうだよ。×÷+−の記号の隙間を
じーっと見てみな。数ミリ単位で実は差をつけてる。
掛け算と割り算の記号は数字同士をやや近づけて、
足し算と引き算の記号はやや遠ざけて書くように
意識的に仕掛けを作って解説をしている。
つまり、項を意識的に分けているということだ。
人には気づくか気づかないかというくらいの
小さな差異だけれど、工夫っていうのはそういう
小さな小さなところにも発揮できるものさ。」
いろんな工夫について話しながら、
問題に当たっていると、どんどん正答率が上がり、
もっといろんな応用計算を解いてみたいという
気持ちが高まって来ているように思いました。
将来は、何らかの面で人に教えるという仕事に
携わる可能性がある子たちです。
”先生”と呼ばれる仕事につく可能性があります。
先生職もいろんなものがあります。
そういう時、分からないことを分かりやすく
説明をしてあげたり、見やすくして理解を
促してあげるような工夫が求められるものです。
自分が解くだけでなく、誰かにそれを
分かりやすく伝えてあげられるまでの思考や工夫を
この子たちの中に技術として育ててあげたいなと
思いながら指導を行っています。
面倒見も人当たりも良い子たちです。
きっと将来社会に資する人となるでしょう。
本当にこの子たちを指導しているといつも安心をします。
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