指導者からの厳しい言葉。

ー「どこ見てんの?話聞く気あんの?」


最近自分も指導される身になって

よく思うことなのですが、指導者から

厳しい言葉をかけられるのって、

結構精神的にダメージ受けるものなんですよね。

”そうじゃない”って言われるたびに

否定されているような気持ちに一瞬なると

そんな気持ちも痛いほど分かります。しかし、


ー「自己流でやんなっつってんだろ。

俺の今の説明を無視して、いつもこうやってる

っていう方法にこだわって、

図式化しないで適当にやってるから

そんなわけわかんない式書くんだろうが。

式は訳わかんないのに書くもんじゃない。

割るかかけるか分からない?そんな訳ない。

そんなギャンブルやってても、算数は

伸びる訳ないだろう。

一緒に図式化を途中まで手伝うから、

絶対これでいいと思える式を立てられるまで

トレーニングするぞ。

絶対今日分かって帰れ。分かるまで

帰らないっていう気持ちでやれ。」


言葉を抜粋すると、結構厳しいです。

自分は結構Sっ気も強いですし、

クソが!!!って思えるくらい覇気がないと

心が折れてしまうほどの言葉も

時折はかけることもあります。


伸びてきた子は、ことごとくこの強い言葉を

受け、耐え忍んで成長してきましたし、

時には涙を浮かべながら必死でやる子もいました。


よしよしってやるのは2〜3年生くらいまで。

いや、すでに2年生の時点で泣いてる子もいましたか。



なんか、叱られながら必死でやる時って

脳幹のあたりがズキズキ痛むような感覚があります。

それでいて、前頭葉の付近がふわっと感じるような、

脳がいつもと違う動きをしていることが分かるものです。

今全精力を持ってそれを分かろうとする切迫感というか、

このタイミングで分からなければいけないということで、

脳が妙に機能それ自体を作り変えてゆくような、

そんなタイミングってあるんですよね。



基本私は楽しい人ですけれど、

月に1回とか、週に1回とか、

学年によってはそんな厳しいタイミングがあって、

その度にいろんな表情とか変化を見せてくれる

子どもを見るたびに新しい可能性を開いてゆく

姿を楽しく見守っています。


私のいろんな表情に対して、

子どもたち自身もいろんな場面に応じた

脳の使い方を吸収していってくれています。


指導は、色々なのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ