整理の大切さ@中2数学

問題集は、夏休みはかなり難しいものをあたえています。

発展問題まできっちり解きあげて、

メキメキ力をつけている実感があります。


しかし・・・


いざ難しい問題を解こうとした時に、

簡単な問題と同じ感覚で解くから、

途中を省き過ぎて自分が何を考えているのか

見失っている姿も見受けられます。


いろんな数字が混在している時には、

情報整理をすること、特に、

xやyをしっかり単位付きで定義する作業や、

多項式を(  )でまとめ、

単位をつけて表現するという基礎的な作業を

いちいち怠らないようにすることです。

場合によっては図や表や数直線での整理も有効です。


難解な方程式が立たない子は、だいたい

多項式のまとまりが表す量を軽視しています。

なんなら、中1数学の”文字式が表す量”を

本気でやり直してもいいくらい、上の学年にも

方程式がなかなか立たない子がいます。



中2は基礎問は全部解けますが、

応用問題へのジャンプをする時に手を抜き過ぎています。

難しい問題になっても、舞い上がって変な思考をせず、

そして、自分の能力を過信せず、基礎的な動きをきちんと

一つずつ丁寧にやってみることです。


「なぜ先生の解答の跡って、綺麗に

頭の中に入ってくるんだろう?」


その答えは簡単なのです。

君たちが頭の中だけで処理しようとして

パンクしている情報をすっきりと

記述して埋めているからです。



この問題集でこの子たちに伝えたかったのは、

人が脳内だけで処理できる情報には限界があり、

一定程度記述してみることで思考が楽になるということです。


難しい問題が解けるようになること、ではありません。


毎授業ごとに同じことを伝えます。

考え方や習慣それ自体が変わることそれ自体が、

長期休暇において私が狙っていることなのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ