中学1年生は、比例のグラフの基本が
全て終了しました。
基本的な、座標から理解する
y/x=aの方法から、yの増加量/xの増加量=aの
方法まで、今は二人しかいないクラスですが、
とても綺麗に知識習得をできています。
この学年は、y=axを定義して、
それに代入する形で比例定数を求める方法は
一回も教えていません。
比例定数は座標眺めてたらこんな風に
ナチュラルに分かってしまうんだから、
決まった手順、決まった手法よりも
まずはグラフと式の関係性を直感的に
理解できるようになることを目指そう、と
従来と指導方法を変えてやってみています。
この指導法を見ながら、中3の子が
「この方法、めっちゃ簡単で面白い・・・」と
つぶやいていました。
そう、分かる子にとってはこっちの方が面白いのです。
分からない子には絶対しない指導をしています。
大切に、大切に、中1の子たちは指導の
意図を汲み取ってくれます。
もっと学年を経たのちに、この意味が
もっと深いところで理解されるでしょう。
長く通ったことを絶対に無駄にしない指導を
きちんと実施することを念頭に置き、
早く通ったからこそ得られるものの価値を
一層引き上げてゆくこと。
決してコンビニエンスな通い方をする人が
うちにいないように。
同じようにできることが、その個々に
どう理解されているかということ、それが
もっと先々に影響を与えてくるものです。
出来ていること以上の何か、を、
いかにあたえるかというのは難しい仕事ですが、
そういうちょっとしたことに変化を与えるのは、
指導者としての面白みの一つでもあります。
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