先生ならどうしますか?

試験対策が進んでいない教科を前に、

高校生から質問がありました。


「先生なら、この範囲を前にどうしますか?」


ー「え?俺ならもう今の時点で全部終わってて、

サクッと見直して寝るけど。

だいたい俺にとっては土日はオフなんだよ。

それは試験期間中でも同じこと。

勉強なんてしないと決めていた。

君たちは時間の使い方下手すぎなんじゃない?

部活から帰って、いろいろやって寝るまでに

一体何時間あると思ってんの?

今日習ったこと、絶対ひとつもこぼさずに、

がっつり復習しまくって、頭に落とし込んで、

そんな時間を平日にとったことあんの?

後回し後回しのツケが、その

”どうしよう”の根っこだと気づかないと

俺はもう成績を伸ばすとかたった2時間くらいじゃ

できはしないから。」


能力に見合わない、ちょっと説明をすれば、調べれば

納得できる、そんな質問が多いことが、

なんとなく最近高校生に苛立つ理由になっています。


どうするか考えるっていう時点で遅いんです。

どうこうしてやろうって考えられないところに

甘さがどうしても残るのです。


最高学年は、大学受験を1年半後に控えています。

第一志望は相変わらず東京の学校のようですが、

この調子ではその辺の学校に落ち着くでしょう。


いや、いいのです。大学は、ブランドではなく

出会う先生によってその価値が決まりますゆえに、

そこを間違わなければいいと思っているのです。

しかし、サボって、自分の能力の向上を怠った

結果の生徒を、優れた先生へと送り出すなんていう

そういうのが僕は許せないんです。

最後の瞬間に、自分のDNAがその子の中に生きていて、

人に”この人はいいな”って思ってもらえるような

そういう感じにして送り出してあげたいのです。


今はまだ期末試験の最中なので大きな説教は

避けていますが、夏休み前にガツンと

しっかり伝えなければならない言葉のかけらを

たくさん集めている最中です。


頑張って欲しい一心なのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ