君たちの未来へ。

あどけなかった顔。


他愛のないことで笑い、

私を和ませてくれる子たちも、

実はもう頭で数えられるくらいの

日数が経てば”私”を去ってゆく。


私は空間なのだ。

時に居心地がよく、時に叱られて

居心地の悪かった、そんな空間。


しかし、ずっとはここには

いられないし、いてはならない。


もう、塾を去った子で最も年長の子は19に

なるという。そんな事実を聞いて、

もうそんなに経つんだっけ?と、

流れる月日の早さに驚く。


去ってからは、時の流れが早くなる。

あっけにとられるほどに早い。


そう考えると、私という”空間”は、

まるで時間が止まったような

場所のように思える。

世間から隔離されているような、

自分に集中する空間。



私から願ってもいいことが

もしもあるとするならば、

それは、君たち自身がちゃんと

真っ当に生きてゆくことである。


人に認められ、感謝され、

そうやって生きていけることである。


歩けばその先にいつも光のあるような、

まあ、人生そればかりではないけれど、

ちゃんと歩いてその場所にたどり着いてくれれば、

それが指導者としての一番の幸せだ。



生きていれば、何度か間違うこともある。

怠けてしまったり、自分を見失ったり、

そういうことだってあるだろう。


しかし、いつだって君らしさを失わず、

表情はいつも豊かでありますように。

幸せでありますように。


そう願っていても、いいだろうか?

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ