塾に掲示された模試の偏差値60以上の一覧。
まあ、たいていの生徒はこの中に名前があり、
かつて60を超える子が数人しかいなかったことを
考えると、全体としてよく小学生期から師事し、
よくついてきてくれたものだと。
このままの調子で伸びてゆけば、
過半数は西高に入って上位にいられるでしょう。
そして、この一覧に最も関心を持っているのは
おそらく中1の子たちなのだと思います。
小学生の時から知っている先輩、
お姉ちゃんの真の実力がその表から理解され、
普段遊んでるみたいに見えても
こんなに凄かったんだ・・・と、
尊敬の念を持つとともに、
倒すということも視野に入っており、
常にギラギラしています。
そんな子たちに、今日はこんこんとお話をしました。
「今やっている数学の問題集2冊は、隅から隅までやる。
先生は、この1冊を君たちが全国トップの学力をつける
基礎を身につけられる教材としてとても丁寧に選んだ。
やれなくてもいい問題は一つたりとも存在しない。
全部、分かって、使いこなせるまでやる。
90%ではダメだよ、100%支配するんだ。」
「理科はね、ただ覚えるだけのものなんて一つもないよ。
例えば、今日習ったばかりの内容。
松は雄花雌花の位置が覚えにくいね。
それ、単純に覚えてるでしょ?絶対わすれるから、
ちゃんと考えて理科に取り組むべきだ。
松の花は、自家受粉しないように、雄花の方が先に成熟した後、
雌花が育ち始める。自分の遺伝子同士が受粉すると
遺伝子的に弱体化するからだよ。
進化するには、違う存在、違う遺伝子が混在していないといけない。
それは人間の日常生活でも同じだね。
じゃあ、何故雌花の方が先ではないんだろうか?
それを考えてみるっていうのが理科の醍醐味じゃない?
調べても良いけど、ここまでヒントをもらったら
あとは仮説を立ててみた方が面白いんじゃない?
なんでも理由があるから。特に植物は面白い。
なんどもいうけど、覚えようとしたら終わりだよ。
以後、全部覚えるだけの単調な学問に成り下がる。
君たちは十分な考える時間を得るために塾に来てる。
普段考えられないこともゆっくり考えてみよう。
反復は家でやればよろしい。」
今日は数学・理科を行いました。
いつもいつも言ってます。
面白くない考え方なら勉強しない方がいいと。
そんな勉強には意味がないと。
そう考えると、どの教科にも考えるための
時間は同じくらい傾斜すべきで、
何を優先するとかいう考え方にはなりません。
全てが面白いのです。
何系とか、何が得意とか、そんなのはあまり
考える必要はありません。
やれるまでやる、分かるまで考えるというその一点突破です。
学問に王道なし?考えるという行為の全てが
王道なのではないでしょうか。
集中してほしいです。
今、考えていること全てに。
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