「先生、わかりませ〜ん!
この言葉、癖になってない?」
私は今日生徒に言いました。
「君は中学生。さて、質問。
君はいつまでこうやって人に頼って
学習しなければいけないでしょうか?」
「正解は、今日この瞬間。
教材はこれ以上ないくらい簡単なのを
わざわざ選んだんだ。もう少し粘れ!
先生がやりたいのはもっと深い考え方の指導だよ。
いきなり質問するなんて間違ってる。
解説ついてるんだから、あと10分使って
君自身がちゃんと理解しようと努めてほしい。」
「これ以上簡単な教材はないよ。
君の力を伸ばすきっかけになるのは、
こういう言い方は塾っぽくないかもしれないけど、
簡単なものについては説明をじっくり読み込んで
その通りにまずはやってみることから始まると思うから、
だから最初は手を貸さない。
君の理解力の底力を見せてほしい。」
夏休みは時間があっていい。
中学生は正規の授業時間+2時間は強制的に
居残り、あるいは早く来ての自習を強いられているけど、
このタイミングで何を考え、何を必要だと思い、
どう読み、どう考え、どう自分のものにしていくか、
それを自分に問いながら実践する時間に
してほしいと思っているのです。
0コメント