私の考え方も年を追うごとに変わっていくのと同じように、
いや、それ以上に子どもは変化します。
今年の6年生は、実に変化に富んだ生徒たちでした。
6年生のうち2人は、3年生の時から指導しています。
二人とも、「学びたい」と自分で思い、
親御さんからのお願いもあり、当時はなかった
低学年の部の指導からスタートしました。
当時はないものを作って欲しいという
お願いが大変多く、困惑しながら仕事を
していたことを思い返します。
この年は、当時はなかった低学年の部に
6人生徒さんがいました。
土曜日などの空いた時間に通っていただき、
ちょっと背伸びして新しい指導をいっぱい試しました。
4年生になり、この二人はライバルになりました。
実力は常に拮抗していますし、模試で同点を
取ることもしばしばでした。
5年生になり、変わった男の子が入塾しました。
いろんな経験を経て、いろんなことを考える力を持つ、
自由に生きているタイプの男の子でした。
女の子たちが模試でこの子に負けてからというもの、
毎月模試を行いましたが、
快進撃は止まりませんでした。
あっという間に点数が追いつき、
小テストなど細かい知識事項のチェックで
この子たちが負けたことはなく、
男の子に、「このままじゃ勝てない」と
言わしめました。
そして彼ら彼女らは6年生になりました。
この子たちは、自分の進みたい進路を決め、
大変自立して歩みを進めています。
あれをしなさい、これをしなさいって、
叱りつけた記憶がほとんどない学年です。
指示したこと以上を常にやってきます。
この子たちは、第一志望に順当に合格していくでしょう。
こんなにも心配のない生徒たちだと、私自身が
気の抜けてしまわないよう、一層引き締めた指導を
しなければならないと逆に思ってしまいます。
そんな私のいきり立った肩をなだめてくれるのも親御さんです。
いつも足りない、足りないと思っている私ですが、
親御さんはやっぱり私以上に子どもさんのことが見えていて、
子どもさんが、自分で考えて努力した結果を望んでいて、
子どもさんをもっとも理解している人が指導してくれていれば
後悔はない、というくらいに大きく構えてくださるからこそ、
私もこれだけのびのび指導をさせていただけるのでしょう。
感謝しています。
やっぱりいかり肩な思考になってしまいますが、
これからが本番なので、やはり気持ちを引き締めて
一層子どもたちの力が伸びていきますように、
そう考えて指導をしていこうと思った日でした。
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