小4と理科・社会。

 小4の理科と社会は、実にゆったりやっています。授業で扱うのは、”お父さんお母さんに自慢できること”をテーマにしており、「こんなの知ってる?あんなの知ってる?」っていう会話がスムーズに実現するように心がけてやっています。「今日は、こんなことをお父さんお母さんに説明できるようになろう!」って言って、全ての授業がスタートします。何か不器用な説明をしていても、ゆっくり聞いてあげてくださいね。

 更に言えば、問題演習もほとんどしません。「この教材は、来年3月までに全単元をもう後5回は読むことになるだろう。覚えようとしちゃいけないよ。楽しいなって思って、これどういうことかな?って先生への質問やお父さんお母さんへの質問を考えたり、とにかく覚えちゃいけない。いっぱい質問するといいんだ。覚えるものは、先生から指示を出すから、それだけで今はいい。これを読むときは、誰かへの質問を考えるんだ。いいかい?なぜかという気持ちを忘れちゃいけないよ。」

 

 来週の授業は、親潮の名前の由来を分析的に読み解く授業です。「プランクトンの餌を運んでくるから海の生物の親になる親潮なんだぜ」っていう簡単な説明では絶対終わらせません。なぜ、餌を運べるのか、いちいち40分もかけてしっかりそれだけを説明します。レベルとしては・・・どうなんだろう?教科書に掲載されていない内容で、図鑑とかには書いてあるんでしょうか?昨年、現小6の自作資料に書いた記憶が残っているだけで、他の学年に指導した記憶はありません。理科の内容も絡んできますし、冷たい水のもたらす偉大な効果について、語り尽くします。

 

 「先生!夏休みの授業の時に言ってた赤潮とか青潮・・じゃなかった、アオコとかとも関係あるんですか?」

 

 即突っ込みが入りました。なんかすごい記憶力だな、と感心しました。頭柔らかいし、本当スポンジみたいです。なんでも思い出として記憶していく低学年ってやっぱ特殊だな〜と思います。相当授業をエンジョイしていないと、ここまで記憶してないよな・・・と。

 進学先が難関学校ではない子がほとんどですから、この学年は急ぎません。それゆえに深く、じっくりと、時間をかけて、楽しんで、説明して、自然と浸透していく知識であるよう私も心がけますし、この学年の指導の強みとしてそうやって指導していきたいと思っています。

 


kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ