「今は詰め込んでいるんだと思ってやりなさい。」

 6年生には面白い才能を持っている子がいる。やや大雑把なところはあるけど、彼はいつも新しい。だから、変に型にはめてしまうのも惜しい気がしている。だから、単純に演習をするときも、意味づけをしっかり行い、それはそれ、これはこれ、と意識的に分けてやるべきだと伝える。

 

 ものを理解するのがすごく速い。例年ではダントツに速い。一方で、それゆえに覚えることにやや関心が向きにくく(好きなことはすこぶるすごいけど・・)、本来は覚えておく能力も高いのに、興味が湧かなければなかなかそういう気を起こさないという性質も持っていた。

 

 しかし、彼は今日こんなことを言っていた。

 

「5年生の時に先生から習ったことがずっと思い出される。あの時話していたことが、こんな風な意味だったって、改めて問題を解きながら発見があって、改めて地理って面白いと思った。」

 

 私はすかさず返します。

 

「なんでも、のめり込んでみたらその世界が分かっていって面白いものだよ。新しいものへの好奇心が君の武器だから、今この瞬間に”のめり込む術”、”極めていく術”まで身につけていけるといいね。」

 

「先生はそういうと思った!分かってますよ!笑」

 

 OKOK。面白い。

 


kojinkai

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