小5社会科の宿題にひっそりと忍ばせているのは、「地理に関する質問ノート」。毎授業ごとに3つずつクエスチョンを作ってきてもらいます。表面的な言葉を覚える能力は小学生のこのくらいの時期にはかなり長けており、もし小テストをやれば問題なく満点を決めてくると思いますが、何か具体性を持って深く知ろう、知りたい!っていう姿勢を持って授業に臨んでほしいという想いを込めて少しだけ追加してみました。
早速今日の質問ノートの中身をピックアップしてみます。
・東北三大祭りのそれぞれの起源は何か。
・具体的に祭りでは何をしているのか。
・東北地方のそれぞれに面積は実際にはどれくらいなのか。
・奥羽山脈ってどれくらいの高さなのか。
・東北で取れる米は年間でどれくらいなのか。・・・など。
今年度は、国語と地理を基軸に”深く知るという感覚”や、”知ったことを説明する能力”という点に力を置き、知識は学校でつけてくるであろうという前提に立った指導を作るようにしました。例年で最もゆっくりゆったりとしたカリキュラムです。知識をたくさん持っているという点も大切なので強化しますが、後伸びする頭の良い子を育てたい、という想いの方が今は先行しています。何が正しいかは分かりませんが、これもまた私の実験の一つです。
今は、知りたい情報にすぐにアクセスできる良い時代になりました。資料集だって豊富に揃えていますし、ネット環境もあります。子どもの知識が平面的なもので終始しないよう、ツールもしっかり活かしながらしっかりと小学生期の間に立体的に知識を構築し、学び進めてほしいという想いです。
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