地味なトレーニングに手を抜かない。

6年生は、段々と成績の
逆転現象が起こり始めています。

それは、必然的なものです。


自分はできると高を括る。
ここまででいいやと高を括る。

一方。

もう一周やっておこう。
最後にもう一回確認しておこう。

こんな子もいます。


これを、365日、730日、1095日と
続くとどうなるでしょうか?

差は、歴然たるものとなります。


小学生の時に目立たなかった子でも、
努力の仕方を理解し、
必要な力をそこに注げる子は
中学生で大成します。

現に、今も中学生のトップグループは
はじめからダントツの子たちでは
ありませんでしたから。


この時期になると、
もうその後の伸びを
占うことができるようになります。

習慣は、埋まりようのない差を
凡人との間に生みます。
凡人が突然頑張っても
決して埋まらない溝を
掘り続けてきたのです。

できることをできるだけ増やす。
そのために、手近な、
出来そうなことを片っぱしから
できるようにしてゆき、
大きなテーマに手を出してゆく。
優先順位はあります。

そこを取捨選択できるようになると、
効率もいいし、適度に刺激もある
学びが実現できるようになるでしょう。


この時期に課題をやってこないなどは、
もはや論外です。
受験以前の問題なので、
課題を忘れる子は全て、
受験を勧めていません。
親御さんも察している方も
いらっしゃるかと思いますが、
私は課題をしてこない子は
私立や附属や一貫校には
絶対送りません。
やんわりと他を勧めます。
基本的に、周囲についてゆけずに
落ちこぼれるからです。

公立に行って、揉まれて、
自分で全責任を引き受けなければ
ならない高校受験に向き合い、
精神的な成熟に伴って
そこで初めて一皮剥ければ
良いのではないかと思います。

人の成長は人それぞれ、
時期も人それぞれです。

課題もやれないなら、
中学受験はしないほうがいいです。
なぜなら、他の進学塾はうちより
さらに課題が1.5倍から2倍あり、
みんなそれを突破していますからね。

うちに通った子たちの中で
上位にいる子たちは、みんな
少ないながらも要点を完璧にとらえ、
私の要求する水準を毎週満たした子です。
課題に加えて、復習、解き直しなど、
追加の学びまでやってきた子です。
自分が一番になろうと
虎視眈々と作戦を立てて
学んできた子です。

だから、他の大手出身の子たちに
負けずに上位を維持しているのです。
うちのように課題が少ないにもかかわらず、
課題をしてこないなら、受験を
しない方がいいというのには
納得できるかと思います。

進路指導については、
そこまで突っ込んでお話を
差し上げております。

公立が悪いということではなく、
精神的成熟度と、進学先との
相性は、ミスマッチすると
公立に通う以上に悪いパターンを
導くことがあるからです。

人は各々、そのタイミングで
受け入れられるものに差があり、
個々に器があります。

それが大きく育つのが、
今しがたのタイミングでは
なかっただけで、これからそれは
大きく育つかもしれません。


しかし、
これまではどうかな?と
思っていた子の中に、
是非私立に通って欲しい、
国立に通って欲しいという
習慣、心が育った子も
今年もたしかにいました。

これはもう間違いなく
この学校向きだな、
そう確信した子が既に
何人かいます。

そういった場合も、ご面談で
率直にお話をさせていただきます。
ぜひ判断材料にしていただければと
思います。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ